玄関に設置するシューズクロークを成功させるための間取りの決め方を紹介します!

シューズクロークを設置すると、靴以外の荷物を玄関周辺に収納できるため、朝学校に行く際や出勤する際に必要な荷物を玄関周辺にまとめておくことが可能です。
ただ、シューズクロークの設置には失敗例もあるため、成功させるためのポイントを押さえておくことが大切です。
今回は、シューズクロークのタイプと成功させるためのポイントについてご紹介します。

□シューズクロークにはどのようなタイプがある?

シューズクロークには、大きく分けて2つのタイプが存在しています。

1つ目は、ウォークインタイプです。
ウォークインタイプのシューズクロークの特徴は、出入りできる箇所は1か所のみであることです。

2つ目は、ウォークスルータイプのシューズクロークです。
こちらのシューズクロークは、玄関と玄関ホールの2か所に出入り口が設けられていることが特徴です。

□玄関にシューズクロークを設置する際に成功させるためのポイントについて

シューズクロークを設置する際は、「間取り」についてしっかり考慮することが必要です。
シューズクロークを成功させるための間取りのポイントを3つご紹介します。

1つ目は、広さを考慮することです。
ご自身の理想的な暮らしを想像したうえで、適切な広さを決めておくことが大切です。
例えば、30坪程度の延べ床面積の家であれば、3畳ほどのシューズクロークの設置は可能ですが、シューズクロークの広さによって他の部屋の広さや部屋の数にも影響を及ぼすため、どれくらいの広さが適切であるかはしっかり考えることが必要です。

2つ目は、ウォークスルータイプの場合は、人の通り幅を確保することです。
ウォークスルータイプのシューズクローク内において、人が通れるほどの幅が確保されていないと、収納作業が後々面倒になります。
また、70~80センチメートルほどの通り幅が確保されているシューズクロークが一般的であるため、その通り幅を1つの目安にすると良いでしょう。

3つ目は、間取りに合わせて扉の種類を選択することです。
前提として、シューズクロークに扉を絶対に付けなければならないというわけではありません。
ただ、扉を設けない場合は、リビングから収納が見えてしまうため、生活感が出てしまいます。
そのため、ご自身が演出したい理想的な雰囲気に合うように、扉を設置するかどうかを判断しましょう。

また、間取りの広さに合わせて、扉の種類を選択することが賢明です。
例えば、収納スペースがそこまで広くない場合は、引戸タイプのドアを採用することで、動線を邪魔することなく、スムーズに収納作業を行えるでしょう。

□まとめ

今回は、玄関に設置するシューズクロークを成功させるための間取りの決め方をご紹介しました。
シューズクロークを設置する際は、シューズクロークの適切な広さを考慮することと、人の通り幅を確保すること、間取りに合わせて扉の種類を選択することが大切です。

高気密高断熱住宅には換気システムの導入が必要!換気方法を紹介します!

実は、高気密高断熱住宅には、「換気面」での短所があるため、高気密高断熱住宅の魅力にしか目が向いていない方は注意が必要です。
そこで、今回は高気密高断熱住宅において換気システムを導入することの重要性や、具体的な換気システムについて紹介します。

□高気密高断熱住宅における換気システムの重要性について

高気密高断熱住宅には、その高い気密性と断熱性から、冷暖房の使い過ぎを防ぐことや、温度差を生まないことなど、その他にも多くの良い効果をもたらします。
その一方で、高気密高断熱住宅に住むにあたって、注意しなければならないことがあります。
それは、「いかに換気システムをつくるか」ということです。

より詳細に説明すると、高気密高断熱住宅では、外気の影響を受けにくいことや室内の暖気や冷気が外に出づらいという長所がありますが、その長所を裏返すと換気量が足りなくなってしまうという短所が挙げられます。
そのため、「とりあえず窓を開けっぱなしにしておく」というような自然換気だけに頼っていると換気量は足りません。
そこで必要になるのが、「どのような換気システムを導入すればいいのか」という視点です。
次のチャプターで、具体的な換気システムについて紹介します。

□換気方式について

ここまで、高気密高断熱住宅において換気システムの導入は大事であることを紹介しましたが、ここからは具体的な換気システムについて紹介します。
換気方式を大きく分けると以下の通りです。

・第一種
・第二種
・第三種
それぞれの換気方式について紹介します。

まず、第一種とは、換気扇を使って、給気と排気の両方を強制的に行う方法です。
給気と排気の両方を強制的に進めることから「どの部屋にどれくらいダクトを設置すればいいのか」という換気計画が最も立てやすく、安定的に換気できる方法です。

次に、第二種とは、第一種とは違って「給気のみ」を換気扇でする方法です。
給気されたきれいな空気が、室内の汚い空気を押し出して、その空気が部屋に設置されたいくつかの換気口から排気されるという仕組みを有しています。

最後に、第三種とは、「排気のみ」を換気扇でする方法です。
換気口からは自然に給気される仕組みとなっており、室内に残っている汚れた空気は換気扇で強制的に排気します。

□まとめ

今回は、高気密高断熱住宅において換気システムについて考えること重要性に加えて、三つの換気方式について紹介しました。
どの換気システムが良いのかという問いには、ご自身の住まわれる住宅の間取りや周辺の環境や、ご自身の予算などの多くの条件を踏まえたうえでしか正確に答えられません。
そのため、注文住宅をご検討中の方は、換気のことで不明点等がある場合は、是非お気軽に当社までご相談ください。

高気密高断熱住宅において加湿器の選び方は重要であることについて解説します!

高気密高断熱住宅にお住まいの方やこれから住むことをご検討中の方は、「湿度」についてしっかり考慮することが大切です。
それは、高気密高断熱住宅の特徴ゆえに室内が乾燥状態になってしまうからです。
今回は、高気密高断熱住宅において加湿器の選び方が重要であることや、具体的な加湿器の種類についても紹介します。
加湿器を正しく選んで、高気密高断熱住宅での暮らしを快適なものにしてください。

□高気密高断熱住宅において加湿器が重要である理由について

高気密高断熱住宅において、加湿器が重要になる理由は、高気密高断熱住宅は高い室温を保てるという特徴を有しているからです。
高い室温を保っていると、「相対湿度」が下がってしまい乾燥状態になるため、加湿器が必要になるというわけです。

さて、「相対湿度」とは何かについて紹介します。
前提として、空気に含まれる水蒸気量とは、空気の温度によって異なるという性質があります。
具体的には、その空気の温度が高ければ高いほど、その空気が含める水蒸気の量は多くなります。

本題に戻って、「相対湿度」とは、空気が水蒸気を含める限界の量に対して、今どれくらいの水蒸気を含んでいるのかという割合を示したものです。
つまり、高気密高断熱住宅では高い温度が保たれているため、空気中に含むことのできる水蒸気量は増えます。
その一方で、急激に水蒸気量が増えるわけではないので、相対湿度が下がり、乾燥状態になってしまうということです。

□加湿器の種類について

ここまで、高気密高断熱住宅において加湿器が重要であることについて紹介しましたが、ここからは実際に加湿器の種類にも触れながら、おすすめできる加湿器の種類について紹介します。

加湿器の種類を大きく分けると以下の通りです。
・スチーム式
・超音波式
・気化式
・ハイブリッド式

それぞれの加湿器には、それぞれの長所や短所があるため、ご自宅の環境やご自身の生活に合ったものを選ぶことが、最もおすすめです。

「それでも、どれを選んだらいいのか分からない」という方には、大容量気化式がおすすめです。
当然ながら、他の加湿器にも多くの魅力がありますが、気化式の最も優れている点は燃費がよく電気代があまりかからないことにあります。
高気密高断熱住宅では、湿度が下がってしまう傾向にあるので、比較的長い間つけっぱなしにしておいても良い大容量気化式を採用すると良いでしょう。

□まとめ

今回は、高気密高断熱住宅において加湿器の選び方が重要であることについて解説しました。
高気密高断熱住宅は、「室内を暖かい状態で保てる」という性質があるがゆえに、加湿器を有効的に活用して、湿度を保っておくことが必要です。
ご自身の生活に合った加湿器を採用することが大切ですが、特にこだわりがない方は、大容量気化式を選ぶと良いでしょう。

ZEHの基準を満たすために断熱は必要!ZEHの種類と基準について紹介します!

断熱性を高めることの重要性は、注文住宅をご検討中の方にとっては、痛いほどわかるでしょう。
ZEHの基準を満たすためにも、断熱性の基準を満たす必要があります。
今回は、ZEHの基準を満たす条件と、ZEHの種類について紹介します。

□ZEHの基準を満たす条件について

1つ目は、断熱効果と省エネ効果を利用して、エネルギー消費量の約20パーセント以上削減できるという条件です。
断熱とは、住宅が保有している熱を外に出しづらくする性質を指します。
断熱性能が高いと住宅の保有している熱が外に出づらいため、過度に冷暖房を使用しなくて済みます。
例えば、部屋の温度を26度にしたいと思ったとき、暖房の設定温度を26度に設定したとしても、断熱性が低いと暖房から出た熱はすぐに外に出て行ってしまい、設定温度をより高く設定しなければならないことがあります。

しかし、断熱性が高いと冷暖房の使い過ぎを防げるため、エネルギー消費量の削減に貢献できます。

また、省エネとは、無駄に使ってしまっているエネルギーの量を削減することを指します。
例えば、今使っていない部屋に電気がついていると、「もったいないから消そう」とお考えになる方が多いかもしれませんが、これは省エネの1つです。
そのように無駄なエネルギーを削減することで、エネルギー消費量を削減することに貢献しています。

2つ目は、断熱と省エネでカットできなかった分を創エネでカバーできるという基準です。
創エネとは、必要なエネルギーを創出することを指し、具体例としては太陽光発電が挙げられます。

□ZEHの種類について

1つ目は、ZEHです。
ZEHは、年間の消費エネルギーの全てを創エネで補える家を指します。
つまり、エネルギー消費量が実質ゼロかマイナスになる住宅を指します。

2つ目は、Nearly ZEHです。
年間の消費エネルギーの75パーセントを創エネでまかなえる住宅がNearly ZEHです。
Nearly ZEHは、日照率があまり良くない寒冷地や雪が降る地域で対象とされています。
それは、そのような地域では太陽光パネルを設置したとしても、太陽光がうまく届かず、効率的に創エネができない可能性があるからです。
そのため、ZEHより基準が低めに設定されています。

3つ目は、ZEH Orientedです。
こちらは、ZEHの基準である「断熱性」と「省エネ性能」を満たしているものの、「創エネ性能」を満たしていない住宅を指します。
敷地面積の関係で太陽光パネルを設置できないような住宅が申請対象にあたります。

□まとめ

今回は、ZEHの基準を満たすために、必要な条件やZEHの種類について紹介しました。
ZEHの基準を満たすためには、断熱性や省エネ性能、創エネ性能を高めることが大切です。
ZEHという言葉を初めてご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんので、もし不明点等ございましたら、お気軽に当社までご相談ください。