ZEHの基準を満たすために断熱は必要!ZEHの種類と基準について紹介します!

断熱性を高めることの重要性は、注文住宅をご検討中の方にとっては、痛いほどわかるでしょう。
ZEHの基準を満たすためにも、断熱性の基準を満たす必要があります。
今回は、ZEHの基準を満たす条件と、ZEHの種類について紹介します。

□ZEHの基準を満たす条件について

1つ目は、断熱効果と省エネ効果を利用して、エネルギー消費量の約20パーセント以上削減できるという条件です。
断熱とは、住宅が保有している熱を外に出しづらくする性質を指します。
断熱性能が高いと住宅の保有している熱が外に出づらいため、過度に冷暖房を使用しなくて済みます。
例えば、部屋の温度を26度にしたいと思ったとき、暖房の設定温度を26度に設定したとしても、断熱性が低いと暖房から出た熱はすぐに外に出て行ってしまい、設定温度をより高く設定しなければならないことがあります。

しかし、断熱性が高いと冷暖房の使い過ぎを防げるため、エネルギー消費量の削減に貢献できます。

また、省エネとは、無駄に使ってしまっているエネルギーの量を削減することを指します。
例えば、今使っていない部屋に電気がついていると、「もったいないから消そう」とお考えになる方が多いかもしれませんが、これは省エネの1つです。
そのように無駄なエネルギーを削減することで、エネルギー消費量を削減することに貢献しています。

2つ目は、断熱と省エネでカットできなかった分を創エネでカバーできるという基準です。
創エネとは、必要なエネルギーを創出することを指し、具体例としては太陽光発電が挙げられます。

□ZEHの種類について

1つ目は、ZEHです。
ZEHは、年間の消費エネルギーの全てを創エネで補える家を指します。
つまり、エネルギー消費量が実質ゼロかマイナスになる住宅を指します。

2つ目は、Nearly ZEHです。
年間の消費エネルギーの75パーセントを創エネでまかなえる住宅がNearly ZEHです。
Nearly ZEHは、日照率があまり良くない寒冷地や雪が降る地域で対象とされています。
それは、そのような地域では太陽光パネルを設置したとしても、太陽光がうまく届かず、効率的に創エネができない可能性があるからです。
そのため、ZEHより基準が低めに設定されています。

3つ目は、ZEH Orientedです。
こちらは、ZEHの基準である「断熱性」と「省エネ性能」を満たしているものの、「創エネ性能」を満たしていない住宅を指します。
敷地面積の関係で太陽光パネルを設置できないような住宅が申請対象にあたります。

□まとめ

今回は、ZEHの基準を満たすために、必要な条件やZEHの種類について紹介しました。
ZEHの基準を満たすためには、断熱性や省エネ性能、創エネ性能を高めることが大切です。
ZEHという言葉を初めてご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんので、もし不明点等ございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

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