断熱等級5の基準とその基準を満たすためにできることについて紹介します!

「断熱等級5っていう言葉をよく聞くけど、結局それは何だろう。」
このようなお悩みをお持ちの方は、是非この記事をご一読ください。
実は、断熱等級を下げることには大きな価値があります。
今回は、断熱等級5の基準とその基準を満たすためにできることについて紹介します。

□断熱等性能等級の概念と断熱等級5の基準について

断熱等性能等級は、断熱性能に加えていくつかの性能を規定したものです。
より詳細にいうと、断熱等性能等級は、室内から室外へと逃げる熱量を平均したUA値という数値で表されます。

断熱等級5とは、UA値が0.86以上かつ0.6以下である状態を指します。
UA値の数値を見ても、断熱等級についてイメージしづらいかもしれません。
そのため、ここでおさえていただきたいことは、断熱等級5という基準は新設されたものであることと、UA値を下げることにはメリットがあるという2点です。

断熱性能が高いと、室内では快適な温度環境を保てるため、過度な冷暖房の使いすぎを防げるので、二酸化炭素の排出を抑えられます。

つまり、断熱性を上げることは、地球環境にやさしいといえます。
SDGsの実現に向け、省エネ対策は重要視されており、以前までは断熱等性能等級は4までしかなかったものの、現在は断熱等性能等級5が設定されており、さらには6以上も設定されています。

現在は、多くの住宅に断熱等級5の基準を満たすことが求められています。
実際に、省エネ住宅であるとみなされた家には、自治体から助成金が出ることもあります。

また、UA値が低い家では、冷暖房をつかいすぎることが不要であるため、節電にもつながります。
断熱等級を下げることは、家主にとっても、地球環境にとっても、メリットがあります。

□断熱等級5の基準を満たすためにできることについて

1つ目は、熱損失量を減らすことです。
熱の出入りが激しい窓ガラスのサッシを熱伝導率の低い素材に変えることや、壁に断熱材を取り入れることで、室内の熱を室外に逃しにくくなります。
特に窓ガラスの断熱性を高めることが最も重要です。

そのため、窓ガラスのサッシには、特にこだわりたいものですが、樹脂サッシがおすすめです。
樹脂サッシは、寒さが厳しい北米や北欧でも多く採用されているものであるため、効率的に断熱性を高められます。

2つ目は、外皮面積を増やすことです。
外皮面積とは、熱的境界線に接している面積のことです。
UA値は、熱損失量や日射熱取得量の合計を、外皮面積の合計で割ることで、算出できます。
つまり、基本的に外気に直接触れている部分を増やすと、UA値が下がる可能性が高まるということです。
具体的には、基礎断熱と屋根断熱を採用することで、外皮面積は増えます。

□まとめ

今回は、断熱等級5の基準とその基準を満たすためにできることについて紹介しました。
UA値を下げることで、自治体からの助成金や、光熱費の削減に期待できます。
理想的な生活をお持ちの方は、是非お気軽に当社までご相談ください。